ノンストップは嫁姑問題を取り上げることが多いですね。
それだけ世の中の家族の問題で大きく占めることなんでしょう。
今日は「姻族関係終了届け(いんぞくかんけいしゅうりょうとどけ)」という法的な届出について家族・夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎはるみ)さんが詳しく説明してくださいました。
番組が既婚女性51人にアンケートをとった結果
Q姑と縁を切りたいと思ったことは?
ある33人
ない18人
半数以上のかたは、縁を切りたいと思ったことがあるという結果になりました。
Q将来、義理の親の面倒をみる?
(子どもをもつ女性155人の回答)
すでにみている 3%
面倒をみる 43%
面倒をみない 54%
出典:EPARKママこえ
姻族関係終了届けとは?
夫が亡くなったときに、姑や夫の兄弟との親族関係を終了できる届け。
これは嫁側から夫の親兄弟に対して出すことが出来ます。
逆に姑側から嫁に対して出すことは出来ません。
書類の記入も、関係を終了させたい人の氏名(嫁)・住所・本籍・死亡した配偶者の氏名・本籍・筆頭者の氏名を書くだけです。
それと戸籍謄本・身分証明書などと一緒に本籍地の市町村役場に届けるだけです。
もちろん、相手のサインも必要なく、相手に通知もされません。
初め聞かずに読んだときに、思わず「婚姻関係終了」なのかと思いましたら、「いんぞくかんけい」なんですね。^_^;
ご主人が亡くなった段階で、夫と妻は婚姻関係は終了しているということですものね。
そういった場合に、ご主人の親や兄弟と何かと揉める。とは、よく聞く話です。
夫がいたときにすでにトラブルがあった場合も多いかと思いますが、夫が間に入ってどうにか保っているご家庭…多いのではないでしょうか?
姻族関係終了届け メリット
夫が亡くなったあとにお姑さんたちと関わりたくない。という場合にこの届出は有効です。
親の介護問題など扶養義務はなくなります。
姓や戸籍は変わらないので、お子さんがいらっしゃる時には苗字が変わらないので生活に大きな変化がなくて良いというかたもいらっしゃいますね。
姓も変えたいという方は、また他の手続きが必要になります。
夫の遺族年金や遺産は受け取れます。
姻族関係終了届け デメリット
祖父母と孫の血縁関係は継続されるので、孫との縁は切ることが出来ない。
中には姻族関係終了届けを出すと逆上する姑がいるので、余計に執着する人もいるのでよく考えて行動することも大事です。
元々、トラブルがある嫁姑はそのデメリットがあるかもしれないですね。
孫に対しても余計に執着するかもしれないです。^_^;
・夫の位牌を取られる
・法事に呼ばれない
・墓参りに行けない
など、今まで以上に揉める火種になることも多いと考えていいですね。
以前に「隠れ絶縁をする嫁姑は修復不可能?」にも書きましたが、長年嫁が抱えてきたストレスが夫が亡くなったことで爆発してしまうのが、今回の「姻族関係終了届」になってしまうのではないでしょうか?
夫の防波堤がとこまで効目があるのか?そこが鍵だと思いますが、私の経験上、しっかりした防波堤を見たことがない…という悲しい現状で締めさせて頂きます。