今回、初めて知った認認介護という言葉。
老老介護と言われていましたが…いまでは更に進んで認認介護なんですね。
認認介護とは
高齢の夫婦の片方が認知症を発症して介護しているうちに、もう片方も認知症を発症してしまう状態。
認認介護の現状
周りの人がチェックすべきポイント
認認介護は気づかれにくい
1 最低限の介護は出来るように見える
2 受け答えは普通
3 本人が認知症だという自覚がない
チェックポイントはここ
冷蔵庫に同じ食べ物が大量にある
季節はずれな服を着せている
適切に薬を与えられない
このような違和感を感じたらまず認知症の診断を受ける。
中には認知症を起こす病気として硬膜下血腫などは、手術をして二時間ほどで認知症の症状がなくなることもあるそうです。
他の病気が原因で認知症になっている場合もあるのですね。
的確に認知症と診断されないと介護保険も受けられないので、しっかりと受診することが大事です。
軽度の認知症の場合、なるべく自宅で生活を続ける体性をとる。
環境の変化が病状を悪化させてしまうケースもある。
自宅で認認介護をするために
かかりつけ医を見つけ、どこまで本人に介護させるか話し合う。
認認介護のリスクを考える
◆入浴
お互いが認知症同士での入浴は、転倒などの怪我をさせてしまうなどのリスクがある。
必ず入浴サービスを利用すること
◆料理
火を使ったりするので安全装置やIHコンロなどで対策をする
◆服薬
薬の量の間違いなど起こしやすい。
「訪問服薬指導」医師の依頼のもと薬剤師が処方された薬を持って訪問。
残薬のチェックなどのサービスがある。介護保険が適用される。
自宅での認認介護をどこまでやるか?
介護する人がトイレに不自由するようになったり、お金の管理ができなくなったら施設に入所する目安。
片方のかたが認知症になって、老老介護で大変な時代になってきたと思っていたら、すでに認知症の人が認知症の人を介護するようになってきたのですね。
各ご家庭でお子さんが時々実家に行って様子を伺うなど、子供世帯との距離感なども違いがあるでしょうが、どこまで老夫婦で暮らせられるか…は、悩ましいことですよね。
かかりつけ医やケマネージャーなど専門の意見も聞いて、病状に合った対応を家族で考えることが大切ですね。