4月から電力の自由化が始まるのにあたって、いろいろな詐欺が国民生活センターに寄せられているようです。
こんな誘い文句には要注意!ということで番組で紹介していました。
電力自由化詐欺に遭わないために注意すること
1 契約した会社が倒産したらただちに電気が止まってしまいます
そんなことはありません。
仮に倒産してもすぐに既存の電力会社からの電力を確保できます。
2 規模の小さな会社と契約すると電気が不安定
こちらも真っ赤なウソです。
小さな会社と契約しても、その会社がとりまとめて電力を買っているのが地元の既存電力会社ですので電気は安定して送電されます。
3 電力会社を変えると新たに電線を引かなくてはいけない
これも今使っている電線から電気が送られますので、たとえ今までと違う会社と契約しても新規で電線を引くことはありません。
4 スマートメーターに取り替えると費用がかかります
【スマートメーターとは?】
30分ごとに使用した電力を把握する機械
どの会社でもスマートメーターは無料でつくので無料にしてあげます。という特別サービスのように誘う業者に注意!
5 4月まで何もしないと電気が止まる
テレビでも盛んに電力自由化というようになって、施工される4月までどこかと契約しないといけないのか?と紛らわしいですよね。
期限を迫って契約させようとする手口ですので注意してくださいね。
今のままの契約でも4月になって電気が止まることはありません。
電力自由化の仕組み
各地域にある電力会社10社
(東京・北海道・東北・中部・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄)
この電力会社から大口で電気を買い自社のサービスを付加して契約窓口を作れるようになったAグループ
(auやENEOS、J:COM、ローソンなど参入してきていますね)
他に自社の火力発電などで電気を作るBグループ
自社の風力発電などで電気を作るCグループ
既存電力会社も入れると4つのグループに分けてそれぞれの仕方で電気を契約できるようになったのが、自由化です。
このどのパターンにしても自宅に電気が送られてくるのは、今まであった送電網を使って送られるのです。
現在Aグループで今まで電気など取り扱いをしなかった企業が独自のサービスなどを付けて電気の契約を取るようになったのがCMなどでよく目にしますね。
どの会社と契約するとお得なのか?ということは、各ご家庭の生活リズムもあるので一概には言えないのですが、沢山電気を使う一般家庭で、特化したサービスを受ける条件があるお宅でないとそれほど差額は大きくならないようです。
中には、契約を変更したほうが電気代が高くなってしまうこともありますのでじっくりと考えて選んでみるほうがいいですね。
電力計算シュミレーションのサイトも沢山あるので一度計算してみるといいですね。
シュミレーション 東京ガス電気シュミレーション