ZOKKONジャパンのコーナーでは、とんでもないことを極めた外国人のかたが出て来ました。
浮世絵人気の昨今ですが、外国人のかたが作った作品が注目を集めています。
「錦百人一首 あつま織」の復刻版を手がけたかたがいます。
しかし、昔からある浮世絵の絵柄だけではなく、浮世絵のタッチと現代のヒーローを合わせた浮世絵ヒーローなる作品も発表しています。
世界中で大反響を生んだそうです。
東京浅草の「木版館」で展示販売されているそうです。
その作家は、デービット・ブルさん。
作品に対する情熱は、日本人でも感じ取れない繊細さや熱さですね。
改めて浮世絵をみると、その美しさや技術に驚かされますね。
浮世絵は、絵師、彫師、擦師の三人の職人による分担で作品が出来上がっているのですね。
デービットさん曰く、浮世絵は絵師であった歌麿、広重、北斎など絵師の名前は歴史に残っているが、擦師にスポットライトが当たることはなく、浮世絵の作品の凄さは擦師によって左右されるといいます。
葛飾北斎の「富巖三十六景 神奈川沖浪裏」では空の色がグラデーションになっている。
絵の具をぼかしながら幾重にも摺っていく技術の高い作品と言われています。
この作品は9回の重ねています。
懐月堂安度「玩具を持つ立美人図」は96回刷りで仕上がっています。
これは着物のあでやかな色が散りばめられているからなのでしょうね。
デービットさんは誰かに浮世絵の技術を教えてもらったわけでなく、独学でここまで身につけたというから驚きですね。
いくら技術があるかといって、なぜ1億円以上もの売り上げがあったのでしょうか?
デービットさんが売った方法とは、百人一首の作品ひとつひとつに英語の解説文をつけて売ったそうです。
一枚1万円の浮世絵を100セット完売です。
外国のかたには興味がありますよね。
しかも英語の解説がついていたらぐっと身近に作品の内容もわかりやすいです。
それは、ひとえに購入したいと思うお客様のほうをきちんと向いているからなんでしょうね。
デービットさんはYouTubeで浮世絵の製作の様子をアップして世界に発信しています。