腸内細菌の少ないお母さんから生まれた子どもは発達障害が出る?

福井大学の研究チームが発表した、気になる研究結果。

お母さんが持っている腸内細菌によって、妊娠中や出産後の授乳で子どもの成長に影響があるという。

 

実験では、妊娠期の母マウスに細菌の増殖を抑える抗生物質を飲ませ、腸内細菌を減らしてバランスを乱し、その後生まれた子を観察した。

正常な母マウスから生まれた子と比べ、生後4週で平均体重が約2グラム(約12%)軽く、夜行性なのに暗闇での活動が低下し、広い空間では不安から壁沿いを移動するなどの異常が見られた。生後7~8週でも低体重、壁沿いの移動の異常があった。

これとは別に、正常な母マウスから生まれた子を生後すぐ、腸内細菌を減らした母マウスに育てさせても生後4週で暗闇での活動低下など異常が見られた。逆 に腸内細菌を減らした母マウスの子が、正常な母マウスに育てられると正常な行動を示したことから、出生後に脳の発達が受ける影響があるとみられる。

 

引用:福井新聞ONLINE

 

実験とはいえ、思わずドキッとしてしまう発表です。
この実験内容のまま人にあてはめて考えると、たとえ腸内細菌が少ない母親から
生まれた後でも、その後に腸内細菌を増やして授乳をすると改善されるということですね。

 

 

[ad#ad-1]

 

腸内細菌とは?

一口に腸内細菌と言っても良いもの、悪いものいろんな種類があります。

よく聞く、善玉菌と悪玉菌もそうです。

その種類は500~1000種類とも言われていて、人間の腸の中に1.5㎏も存在しています。
細菌レベルでその重量となるとかなりの数が腸内にあるんですね。

腸は栄養を消化、吸収する身体の要ともいえる臓器です。
そこが元気でないと、いろんな不調が出やすいですね。

善玉菌が増えると、腸内環境が良くなると言われていますが、ではどうしたら善玉菌が住みやすい環境に出来るのでしょうか?

 

腸内細菌を増やすにはどうしたらいいか?

まずは、食事に注意して腸に良いとされている食物を摂るように心がけましょう。

一般的に「発酵食品」が腸に良いとされています。

・納豆

・チーズ

・ヨーグルト

・キムチ(その他の漬物)   等々


腸内環境が崩れてしまう原因

毎日のお通じにしても、出たり出なかったりいつもスッキリしないと悩んでいる方は多いですね。

規則正しくお通じがあることが、腸内環境を整えることの基本です。

では、どうしてそういった環境が崩れてしまうのか?

次の問いに当てはまるものはありますか?

 

1.食事の時間が決まっていない。

2.夜に飲み会などの予定が入る。

3.日ごろから運動不足という自覚がある。

4.過度なダイエットをして結果リバウンドしてしまう。

5.常日頃、イライラすることが多い。

 

こういった日常生活の乱れや精神的なストレスから、すぐにおなかの調子が悪くなってしまう人は多いです。

不規則な食生活、栄養の偏り。
飲み会などでは、お酒はもちろん遅い時間まで飲食をするというのは、胃腸にとても負担がかかってしまいます。
お酒の中にも、お米を発酵させた日本酒や芋、米、黒糖などに米麹を混ぜて発酵させた焼酎、ワインや泡盛などのアルコールは発酵飲料となりますが、これも量をたくさん摂取すると、もちろん身体には悪いです。

 

腸内環境を改善するには何が効果的?

先に述べた、原因をひとつひとつクリアしなくてはいけません。

規則正しい食事を摂るように心掛ける、栄養品目を多く取り入れるメニューにする。

どうしても参加しなくてはいけない飲み会では、遅い時間帯に消化に時間がかかるものを食べない。

アルコールの摂取量を控える。

運動もひと駅分だけ歩く距離を長くする。

エレベーターではなく階段を使う。

日常のちょっとしたことを変えるだけで、結果ダイエット効果も生まれます。

あまり無理をせずに身体を動かしたり、するだけでストレスも軽減されます。

食事のバランスは、外食などをするとなかなか野菜も摂れずに偏りがちになってします。

そんな時には、サプリメントなどで補うといいかもしれませんね。